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2012/09/23

もう流通辞めちゃおうか…っていう瞬間

一昔前だったら、1万店以上あるレコードショップに流通させる為に全ての発注を自社で受けて送付するのは手間だし、郵送費が大変な事になるからこそ問屋の存在が重要視されてた。レコードメーカーからしたら、数社の問屋にさえ卸せば後はやってくれるし、問屋も色んなメーカーからの商材を一括して送れるっていう互いにメリットがあったけど、近年amazonの一強状態になりつつある。

じゃー問屋を外してamazonに直接…って思う人もいるけど、ここは何故か問屋と同じ仕入れ値が基本になってる。おそらく例外もあるだろうけど。安く仕入れられるamazonは本来値引きしちゃいけないCDや書籍をポイント還元って形で逃れる。そりゃー仕入れ値が安いから値引きも出来る。そりゃー世のレコードショップもたまったもんじゃない。

仕入れ値が安いからといって、他の商材とちがってCDと書籍は返品、返本が存在する。しこたま仕入れておいて忘れた頃に全部返品してくるわけだ。その他の商品だったら基本的に卸で買い取ってるはずだから圧倒的にCD、書籍は不利極まりない。

仕入れ以上に注文が入っちゃうと仕入れ期限を超えてから発売日に発注が来る。予約商品とかもかなり前に閉めきってるはずなのに存在しない商品を存在するが如く受け付けちゃうから、発売日過ぎても全然商品がこないとか、予約したのにも関わらず暫く後に買うことが出来ませmailが来たりする。あるよね。自分でも買ったものが入荷しなかったので発注は勝手ながらキャンセルさせて頂きます的なmailをもらった事が何回かあった…

なにか解せないけど、圧倒的な買いやすさを誇るamazonを無視する訳もいかず…なにか煮え切らない思いをしばしばする。

正直いって、マイナーなタイトル商品を作ろうと思ったら、これには付き合えないというか、付き合ったら発売出来ないんだよね。多少メジャーなタイトルだったら別だけど…

じゃー自社で割引販売すればいいじゃんって話しにもなりそうだけど、CDは一応規制があるんで、発売元が破る訳にもいかないし、直接卸させてもらってるお店に申し訳たたないので、それはちょっと出来ない。

実際売れる枚数にもよるんだけど、これは名作だけどマイナー過ぎる。300枚ぐらいでもいいから売りたいとしよう。でもコンテンツホルダーメーカーはミニマムギャランティを1000枚分下さいっていうメーカーは多い。この辺は数千枚から数百枚までばらばらだから一概にはいえないけどワーストケースだと2000円の商品でうちの売上は400円/枚ぐらいで、そのなかで製造コストも抱えろって事なんだわ。

なんか対策しないとねぇ。でも…便利だよねamazon…なにかとポチっちゃう…

Posted via email from megahan's posterous

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